2013年6月4日火曜日

Do the right thing 8 『映画製作費不正受給問題』について

『復興支援金』の不正使用問題が、ニュースで報じられていた。
まぁ、『復興支援金』に限らず、税金や公的なお金が何だか訳の判らん事に使われるという悪政はいつの時代でも、どこの国でもあるようで・・・

政治に限らず、私の世界『 THAT'S Entertainment  :  THE GEINOUKAI 』でも
日常茶飯事の悪事です。
特に・・・映画の世界。
今日も二人の映画プロデュサーの方と脚本の打ち合わせがてら、そんな雑談となりました。

映画はとにかくお金がかかる。その為プロデューサーは資金集めに奔走しなくてはなりません。
で、集まった制作費をその映画の制作(脚本料・監督料・スタッフ料・出演料等)
及びポスト・プロの宣伝費等に分配し、映画という一つのBIGイベントを遂行する訳です。

しかし、今、日本の映画制作会社は何処も台所事情が大変。
前の映画の赤字を次の映画の制作費で埋めて、また赤字出して、次の制作費で埋めるという、
自転車操業の現場も多いようです(本当に皆さん大変な思いをされて、お気の毒です)。
それでも、やり続けるのは『モノ作り』の魅力と
『一発当たればデカイ』というギャンブル精神ですかね。
実際、日本映画界の黄金期は、
『一本映画やったらプロデューサーは一軒うちが建った』なんていう
嘘かホントか分からないような話もありますから。

で・・・ここからが悪事についての雑談になりますが・・・
そんなこんなのハードな映画製作状況の中で、前作品の赤字部分の補填をするならイザ知らず、
制作費の名目で集めたお金をとっとと自分のポッポに入れてしまうひどいプロデューサーが・・・
業界では『映画ゴロ』と言われる人達。

映画ゴロと言われるプロデューサーの現場では、只でさえ低い低予算の一部は
彼らのポッポに入る為、制作費は更に低予算になり、
作品の為にかけられるお金は当然減り、必然的に作品のクォリティも下がり、
駄目な作品がまた世の中に一本増えるという訳です。
スタッフや俳優は一生懸命、安いギャラでやっているというのに・・・・

映画ゴロの人達は、
最高の映画、当たればデカイ映画を作る事を夢見ているギャンブラーではなく、
自分の生活費と飲み代の為に製作費を集めているので、
作品のクオリティが下がったって何ともない訳です。

『復興支援金』に関しては、税金を使ってるだけに
これから少しは国の規制が厳しくなるかも知れません。
どうにか映画界の方も規制が厳しくなって、自分のポッポに制作費入れちゃう
『何考えてるの?』のプロデューサーが居なくなって、少しでも日本映画のクォリティが
上がって『日本映画復興』して欲しいなぁとニュースを見ながら思っていました。

Do the right thing, MAN!!







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