2013年3月12日火曜日

ゴジラ

久しぶりにとうか、以前いつ観たかも憶えていない。1954年製作の『ゴジラ』をDVDで再見しました。ヒューマン・ドラマとしての要素が濃く、当時の水爆実験を始めとする、科学技術の誤った使い方に対してのアンチ・テーゼも随所に散りばめられており、怪獣映画というより社会派の映画を観ている様な感がありました。

今は、『怪獣映画は怪獣暴れりゃいいじゃん』とか『ヒーロー物はヒーローが格好よきゃいいじゃん』って感じで、ドラマは添え物的になってますが、『ゴジラ』は骨太で重厚なドラマでした。

勿論、特撮はCG技術が発達し、今から見るとちゃっちい所が多いのですが、どっちが怖いかと言ったら昔のゴジラの方が怖いですね。それはドラマを怪獣の添え物にするのか、表現したい事の為に怪獣というファクターを使うのかの違いなような気がします。

昔のゴジラは知的な大人の映画でした。(しかし、何で急に『ゴジラ』を観たくなったんだろう??あっ、3月11日だからか・・・)

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