ワールドカップ出場はまだ先にお預けになりましたね。
サッカー日本代表は2-1アウェイでヨルダンに負けました・・・・
試合中は、次に何が起こるか判らないので
『ハラハラ、ドキドキ』
毎度、毎度トイレにも立てない状態になります。
・・・でいつも思うこと
『こんなお芝居や映画創れたら最高だなぁ・・・』
人間、次に何が起こるか判らないと集中のボルテージは一挙に上がります。
「勝つのか」「負けるのか?」「引き分けか?」
「どうなるんだ!」「「後一分!」「まだ時間はある・・・」
最後の最後までハラハラドキドキ。
2時間の観客の集中力たるや・・・演劇、映画でこの集中力はなかなか創れない。
なぜ映画、演劇でサッカーのような興奮状態を作り出すのが難しいかと言えば、
1、勝敗が明確ではない
2、芝居や映画は予め筋書きが決まっている。
1、に関しては解決のしようがありませんので、2、に関して考えていきたいと思います。
改めて・・・
・芝居や映画はあらかじめストーリーが決まっている。
・出て来るキャラクターも役者が演じているので本物じゃないと観客も知っている。
だから、創り手が油断すると、観客はすぐにトイレにたちたくなったり、お尻が痛くなったりしてしまうのです。
逆に言えば、そんなフェイクだらけのジャンルの中で
『ハラハラ、ドキドキ』させ
次に何が起こるか観客を興奮させ、集中させる事が出来れば、
それは喜劇・悲劇、新作・古典に関わらず名作!
で、イイ クリエイション 演技
だと私は思っています。
私の大事な審美眼の一つです。
つまり今日のサッカー試合だったら
『日本は何度も敵ゴールを脅かすが、最終的にはヨルダンが勝つ』
とドラマ筋書きがあっても
選手を演じる役者達の演技によって、トイレに立てなくさせくれればOK!
そして誰もトイレにたたなかったら、クリエイターまたは俳優として勝ち点1!
みたいな感じで、上記の
〝1、勝敗が明確ではない″
に関しては自分的な処理をしてみたり。
まぁ、総合芸術なので色んな要素がうまく溶け合わないと
『ハラハラ、ドキドキ』を創る事は難しいのですが
そこで、今日の
Class on Blog!
演技に関して私がSYMBION参加者に、よく言う言葉を紹介します。
『物語って、一つの大きな嘘でしょ、でもその大きな嘘をつく為には、
演技の一瞬一瞬が本当じゃなければ、お客さんは
「アッ!これもともと絵空事なんだ」ってすぐサメちゃうの
逆に言うとね、「もともとフィクションでしょ」と思って油断していたお客さんを
その気にさせ、胃が痛くなるほど集中させてたら、俳優の勝ち。
それには、リラックスはしても、楽なところでやってちゃダメな訳ですよ』
この心構え、本当に大事なことなんです。
サッカーの選手は一瞬一瞬、本気で全身全霊。
筋書きのないドラマを生き感動を人に与える訳です。
筋書きある我々も負けないように
つまらんエゴは横に置いといて、全身全霊演技して、チームプレーやらないと、
スポーツ以上の感動を人に与えるのはノッケから無理です。
根がフェイクですから。
我が亡き父の生業であった『プロレス』は限りなくお芝居に近いスポーツです。
そして、フェイクをフェイクとして、その上で人々を鼓舞、感動させる為に
日々の鍛錬を欠かさないのがレスラーなんです。
私はレスラーじゃなくてもお芝居に関わる人間になったという意味で二世です。
『ジョー樋口Jr』ですので、フェイクの中の感動を追求します。
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