スー・チーさんをNEWSで観ました。印象に残った言葉。
『大統領になりますか』と聞かれて
『私は名誉や地位が欲しいから大統領になるのではありません。
国の為に私が出来る事が沢山あるから大統領になるんです』
ハイ、恐れいりました。あらゆる職業の人に適応出来る言葉ですね。
私が感じた大事なこと。
スー・チーさんは “ あるべき国の未来 ” をイメージ出来ていて
具体的に “ 何をどうすればいいか ” を判っているという事。
コレ、演技術向上の方法にも通じますし、
ポリシーという昨日の話題にも関係しています。
恐れ多くも、不遜樋口隆則がトレーナーとしていつも考えていることを
スー・チーさんの言葉に重ねてみます。
『私は名誉や地位が欲しいからSYMBIONの創設者になり、演出や監督をし、脚本を書くのでは
ありません。俳優の為、より良きクリエイションの為に私が出来る事が沢山イメージ出来るから
SYMBIONの創設者になり、クリエイションに乗り出したんです』
決して傲慢な意味合いではありません。真意です。
続けて女史はこんな事もおっしゃってました。
『リーダーに要求されるのは信念です。
時に反対され批判をうけても、
自分がみんなにとってプラスだと信じた事をやり通す決断力と行動力。
私よりもみんなにとってより良い政治をするとみんなが信じる人が現れたら
私が去れば良いのです。
そして、そういう人が現れることを私は願います。』
なんとイサギのイイお言葉、続けて
『私はあまりマスコミに受ける言葉を使いません。
攻撃的な言葉や派手な言い回しをマスコミは好みますが、私は好きではありません』
何処かの国の政治家や芸能人に聞かせてあげたいインタビューでした。
で、今日の話題は
『クリチャー化』という事。
人は誰でも歳をとります。
若い時の容姿は失われ、肌が垂み、シワができ、髪は抜け落ち・・・と
要するにフケる訳ですが、誰しも同じように老ける訳ではない。
私が見る限り、老け方には二つのタイプがあるように思います。
二つの老け方、そのタイプとは・・・
『醜くフケる人』
または
『かっこ良くフケる人』
この2パターン。これ、確実に存在します。
前者、醜く老ける人達がテレビに出ているのを見ると、
『ああ、この人、昔はキレイだったのに、すっかりクリチャー化してるなぁ』とか
『う~ん、この政治家、スター・ウォーズに出てきそうなクリーチャー・・・』とか
悲しく、痛々しく、時に吹き出しそうに思っています。
自分と周囲の人達は、どうかクリーチャー化せずに
格好良く老けていきたいなと切に思う瞬間ですね。
反して後者、格好良く老ける人はどんな人かを昨今で言うと・・・
スー・チーさん や 三國連太郎さん に始まるポリシーありきの人達だと
私は判断しています。
この二者の違いは何なのか?
一考の価値ありですよね。(自分の為にも)
で、私の答え!!
『かっこ良くフケる』為には二つの条件が必要!!
1、『知性』
クリーチャー化している人には『知性』を感じません。
コレは学校の勉強が出来るできないの知ではなく、
人生の色々な経験を積んで、深い洞察と思慮を伴った『賢者』となってるかどうかです。
2、『無私』
クリーチャー化している人達はウマイことを言っても
己の欲望のみを追求しています。
当然、私含め殆どの人は聖人じゃありませんから、利己心はあります。
失敗もするし、間違いも犯す。
でも何処かに " 己を投げ捨ててもいい "という
エゴを超えた何かを持っていないと、
『かっこ良くフケる』ことは難しい。
という事で日本の政治家の方々は殆ど全滅。
芸能人も本当にかっこ良くフケてる人は極々わずかです。
まあ・・・タレントや俳優の場合クリチャー化しても、
見世物ですからそれが商売になる、ある意味業の深い仕事です。
俳優って・・・本当に変な仕事・・・
スー・チーさんは本当に『かっこ良くフケてる』見本です。
戒めます、己を。
Do the right thing!
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