2013年3月30日土曜日

Hey man ,Do the right thig ! 男の闘争心って・・・

今日ニュースで

『北朝鮮の軍事的動きに関して、牽制する意味でアメリカがステルス爆撃機で演習を行い、それに対して北朝鮮はミサイル装備をしたと発表した』

みたいなニュースがあり、これ見てまた『なんだかなぁ・・・』
と考えてました。

安易な報復は、排外主義的集団ヒステリーによって団結している独裁体制(=北朝鮮の現体制)の延命に手を貸すことになりかねない。
だから、関係諸国はとにかく静観するしかない。

現状、確かにこれしか答えはないと思うんです。

最低の手段ですが、歴史的に見てベストの手段でしょう。

でも威嚇が始まったら、威嚇に対しての報復的威嚇が始まって、後は、どっちかが引かない限り、もう意地の張り合いになってしまうんじゃないか・・・っていう予見が浮き彫りになりませんか?

女性や子供を守りたいという思いに反して、静観するしかない現状において、ただ聞き流すのも何なので、いつもの〝物事をシンプルに考えてみる″習性を使ってみようと思います。
(*注意 ここから書くことは、僕の勝手な言い分ですので、読んで損をした!と思う人がいるかもしれませんが、そこもご了承ください)

複雑な事がニュースで流れていても

『えっ、コレって結局、簡単に言えばOOOですよね』とやる訳です。

世の中は情報化社会となり、益々複雑に多様に変化していますが
人間の根本的なモノは太古の昔からあまり変わってない気がしますからね。。
で、ここで題材にしたいのが

〝男の闘争心″ でシンプルに読み解く歴史。

~~樋口的 私説 戦争観~~

南北冷戦から、長くて短い闘いの歴史が北と南の間にはあります。
それぞれの国が、他者のことなど考えずに利権争いのみで敗戦国を隷属させていた時代ですね。

日本もかつて、追い込まれて開戦という歴史があります。
少し日本を見てみましょう。

日本が敗けた時、アメリカは隷従を求めませんでした(表面的には)
『僕らは戦争に勝ったけど、君達の事を奴隷にはしないよ。
 君達のような素直でまっすぐな民衆を
 野蛮で遅れてる軍事国家から救出してあげましょう!』

民主主義の伝道者=文明へのお誘いとしてアメリカは日本に関わり、
反対勢力による血と血の争いをする事なく、美しく、安全にGHQによる占領時代に入り、
たった7年間でものの見事に『野蛮』は一掃され『文明』が日本に訪れたのでう。

鬼畜米兵に対して、簡単に順応したのは日本人が長いものに巻かれる習性があるからではありません。そこもアメリカの完璧な戦略によるものです。
天皇制の攻略が完璧にマッチしたのです。
『天皇の言うことなら皆聞くらしいから、HIROHITOにアメリカの言うこと聞きなさい』
って言わせればいいのでは??という戦略が完璧にフィットしたんですね

開拓者精神を持って略奪、強奪、隷属させる欧州的やり方ではなく、
アメリカの新時代は〝見えない・見せない支配″に変化し、最高の結果を見せたのが
同盟国となった日本という訳です。

で、民主主義になった日本で私たちは、それまで労働者として日々苦しみながら
働いていたけれど、敗戦後は、労働者から消費者に変化した訳ですね。

『冷蔵庫!テレビ!洗濯機!そして・・・夢のマイホーム!!』

今までは働けど働けど我が暮らし楽にならず・・・だった清貧生活から・・・

『働けば暮らしは夢のアメリカンライフ!!』

消費者というのは気持ちの良いものです。労働者はこき使われるだけだけど、
消費者は、お金を消費すればお礼言われて、物を買う瞬間は誰でも(子供でも)王様ですから。
だって、コンビニで100円のお菓子を買う子供にだって、無感情な店員は「ありがとうございました」としっかり丁寧語使いますからね。子供的には対等扱いにご満悦な訳です。

で、拝金主義の時代が始まりました。

このパターンは制度が崩壊した中国、ロシアも同様にたどっていますね。

で、アメリカのこういったやり方は全ての世界を画一化してしまうから、
それは嫌だ、という人も出てくる訳です。

この辺から利権+根深い感情(宗教戦争)戦争に突入していきます。

『フランスのやり方じゃベトナム制圧出来ないだろうけど、
 俺らのやり方なら、ベトナムやれるぜ!』で、ベトナム戦争が開戦する訳です。

アメリカの正義は
『文明を後進国で苦しむ民衆に!!民主主義を民衆に!!』です。
でも、この掛け声と共に植民化しようとしているのは事実なもんだから、
エドワードサイードの『文明と野蛮』で、文明を押し付けようとする事そのものの方が
野蛮であり、西洋的文明を上に見て、東洋的文明を下に見ているという考え方が
おこがましく、ひどく野蛮というような論文が出たら、アメリカのやってることこそが
ひどく野蛮だとばれてしまった訳です。

でも、アメリカだってそんな簡単に方針は変えられない。
アメリカはアメリカの今までのやり方がある。(たった200年なだけど、勢いで勝ち続けてきた歴史がある訳で、それを覆したくないという思いが強まるのは当然かもしれないけど)

北朝鮮だってそんな簡単に方針は変えられない。
南北冷戦は休戦したとは言っても、経済制裁受けたら独裁者としての立場もある。
(昔、日本では国が貧しくて民が飢えた時に、隣国から略奪しない、させない領主は
 ダメ領主とみなされ、一向一揆という民によるクーデターが起こされていました。
 独裁政治につきまとうクーデターへの恐怖は今の北朝鮮が最も危ぶむところでしょう)

アメリカはアメリカのやり方で!!
北朝鮮は北朝鮮のやり方で!!
アメリカにはアメリカのトップ達の立場があるんだよ!
北朝鮮には北朝鮮のトップ達の立場があるんだよ!!

こうなってくると、今までの戦争はそもそも利権争いがメインだったのに、
今回のこれは、どうも男のくだらない闘争本能と意地に起因しているように思える。
ただそれを取り巻く環境が日増しに加速的に複雑化しているだけで。

ここまで書いて(相当ざっくり書きました。乱暴な部分はご了承願います)
最初の空白を埋めてみましょう。

『えっ、コレって結局、簡単に言えばOOOですよね』


『えっ、コレって結局、簡単に言えばアメリカンプロレスですよね』

突然ですが、番組スタート(アメリカンプロレス用 台本 シーン1)

♪音楽と共に番組挿入歌流れる。
 ショー的要素の強いアメリカン・プロレス番組がスタート。
 本日のメインイベンター両者が試合前にカメラに向かう。
 筋骨隆々。どちらもが脂ぎった腕、胸、腹筋、腿で相手(カメラ)を威嚇する。
 

 悪役(ヒール)が相手に近寄る。と、正義漢が

『またぐなよ!(←わかる人だけ笑ってください)』

 正義漢が相手を制する。悪役が口を開く。

 
『俺のパンチはなぁ・・・早ぇぇんだよ!
 キックときたらなぁ・・・骨まで砕けんだからな!!』
 

 再び正義漢

『またぐなよ!!』

 と、悪役の領域侵犯を制する。

『こっちにはよぉ・・・お前の知らない裏技があるんだよ!!
 棺桶に片足つっこんでるぜ、おまえよぉ・・・』

 と、悪役の応戦。そして再び正義漢が

『またぐなよ!!』

『またぐぞ!!』

『またぐなよ!!』

『裏技出すぞ!』

・・・・・・・・・

と、これが1953年に結ばれた休戦協定が2010年に事実上崩壊した瞬間から、
延々と続いているように見えるんですよ、僕には。

で、この場合の正義漢と悪役ですが、
1、アメリカ視点(アメリカ国内)では、アメリカが当然正義漢役ですね。
2、北朝鮮視点(北朝鮮国内)では、北朝鮮が当然正義漢役ですね。

これは、僕の中でイスラム原理主義とアメリカにもあてはまるなぁと思っています。
(勿論、世の中ここまで単純じゃありませんよ。
 最初におことわりしたように、単純化してみるという僕の習性です。)

アメリカンプロレスに見えちゃう位、実は単純なことで戦争って起こったりする。
ただ、戦争の困る所は、いつでも迷惑こうむるのは民衆ってところ。
迷惑の度合いが、人命まで至ると、もうどうしようもないですよね、静観の域を超える。

個対個の場合は明らかに戦闘能力の劣ってる方は、分を心得ているので
自分より強い相手との戦いは避けでしょ?
ボクシングのおけるマッチメイクとかランキング制がこれに当たる訳で、ある程度実力の見合う相手でないと勝負はしないし、させない。

でも、国対国になると、分をわきまえる所か、強い相手にも平気でつっかかってゆく。
かなう訳ないのに、外交戦略という名の元に・・・
『だって、最初に死ぬの俺じゃねぇし。前線には行かないからさ、さすがに』
そんな事思われてたら、軍隊もやりきれないですよね、本当に。
民間人なんて本当にいい迷惑。
高額の税金払ってんのに!!

アメリカもアメリカだけど、北朝鮮には本当に辟易。

やってる事があまりにも子供。

米朝対立にだけは巻き込まれたくない(ってか同盟国だし、配下だから巻き込まれない訳がないんだけど)って心底思う。

はぁ・・・
『人間の作った文明って一体なんだろう?』

多くの人達、多くの家族、多くの子供が暮らす国と国。
どうかプロレスラーのようなマッチョなパーフォーマンスには
早く終止符を打って、お互い文明人らしく、民の為に話合いましょうよ。

『テメーッ、俺のこと本気で怒らせやがったな、じゃあ俺の最終兵器
 ヌークリア・ボム(核爆弾)だ!受けてみろ!』

なんてならない内に。

日本は唯一の原爆被爆国にして原発被爆国です。

どうかこれ以上の文明による負の遺産を増やさぬようお願い致します。
本当に。

Hey man, Do the right thing!




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