2013年3月4日月曜日

語る!語る!

昨夜、うちの細君と深夜過ぎに

『たまには外で一杯やる?』ってことになり、近くのワインBARに行きました。

もうかなり遅い時間だったので、客は私達二人だけ、店にもカウンターに女性一人。
後片付けをしながら、スローな感じで私達に応対していました。

暫くするとやおら大声で入って来た酔いどれオジさん二人と女性一人の三人組。
話を聞いているとどうやら小劇場関係の方々らしく

『あの時のお前の芝居はさぁ・・・』だの

『あの演出じゃあできねぇよ!!』とか

『知らない所で稽古してるんだから、私だって!!分かってよ!』などと大声で話してらっしゃる。

まあっ・・飲み屋で酔っ払って何話しても自由っていやぁ自由なんですが・・・
どうも私と細君は、この類の会話が大の苦手でして・・・どんなに聞いていても(聞きたかったわけじゃありませんよ、聞こえちゃうんです大声だから)芝居に対しての自分の思いとか、観念をぶつけ合っているだけで
『じゃあ、もっとこうしよう』とか
『こうやったらいいんじゃないか』といった生産的な会話はいつまでたっても聞こえてこず
散々、お互い思いをぶつけ合って議論した挙句、最後には何の答えもなく

『お前の気持ちはよくわかる』
『うん。わかるわかる。』
『・・でしょ・・』
『・・だな・・』

みたいな感じに落ち着きました。

『エエッ!じゃあ、今まで議論していた事って何だったの?それを聞きたくもないのに(大声ゆえに)聞かされて来た僕達はどうなっちゃうの?』とか思ってしまう訳です。

どうか気持ちの確認だけなら、もっと穏やかに笑い話などしながら楽しいお酒にしませんか?って感じでした。まぁ、結構見世物としてはおもしろかったので、勘定払って出る時に思わず
『イヤーッ、お三方とも面白い芝居でした』って握手したくなったけど(笑)

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